毎朝、登校する子どもたちを通学路の要所で見守る旗当番。ここ数年では、以前よりお父さんの姿が多く見られることも。
2023年12月に実施したPTA活動におけるアンケートでは、その旗当番に対して会員の皆さんの考えを知ることができました。
子どもたちの安全を最優先したい
通学中の子どもたちの様子を見ることができる貴重な機会
あいさつ活動になる
「あった方がよいと思う活動」に最も多くの回答をいただいたことやコメントからも、概ね上のように考えてくださる会員の方が多いようです。
しかしながら、帯同が必要な未就学のお子さんがいたり、朝の忙しい時間の中で旗当番をしたりすることが保護者の負担になっているのも実情です。
子どもの安全のために協力したい気持ちはあるが、今のやり方では正直大変
行事や子どもの病気でも欠勤を取っているのに、さらに旗当番で遅刻となると肩身が狭い
お金を払ってでも外部委託をしたい
子どもたちが無事に登校してほしいという親としての願いと自身の抱える状況の間で苦悩されている皆さんの声が届きました。
校長先生と旗当番についての話題になった時、次のような意見をいただきました。
校長「いつも見守りにご協力いただいている保護者や地域の皆さんには感謝の思いでいっぱいです。学校側としてはもちろん継続していただきたいです。もし、旗当番がなくなったとしても、代わりに教師が立って見守るということはできないので。
ただ、毎朝は大変だということも理解しています。それぞれに事情がありますしね。
負担を減らす策として、たとえば毎日ではなく2~3日に1回という形にするなども取れます。
もちろん、子どもたちの安全性は下がってしまいますが、子どもの安全と保護者の負担はどちらもないがしろにすることはできないので柔軟に対応していく必要があるのではないでしょうか。
学校側としてはあくまでもお願いになってしまいますが、いきなり廃止ではなく、より良いやり方を模索して細々とでも長く続けていってほしいと思っています」
現在、少しでも旗当番がやりやすくなるよう思案中です。
2024年1月には一部地区で旗当番用のバッグ廃止の検証をしています。旗当番後、そのまま勤務先などへ直行できるようにするためです。
バッグの廃止によるデメリットや解消方法については今後、慎重に検討していきたいと思っています。
皆さんからのご意見やアイデアなどがありましたら是非、お寄せください。
追記:試験的に実施したバッグ廃止については、検討いただいた保護者から概ね賛成していただきました。当番忘れの対策も模索しつつ、今後は2024年度の予算案に各家庭に配布するたすきや折りたためる旗などを組み込み、全地区実施に向けて前向きに取り組んでいきます。